北見工業大学 環境・エネルギー研究推進センターは、地方独立行政法人北海道立総合研究機構（道総研）との共同研究として道内の温泉に付随する天然ガスの活用に関する検討を進めています。その研究において採取した温泉付随ガスに含まれるメタンを使って、北見工業大学で開発した触媒を利用し、二酸化炭素を発生しない化学反応による水素生成に成功しました。また、メタンを構成する炭素は、利用価値の高いカーボンナノチューブとして回収することができました。

　この成果により、北海道内に限らず日本各地に存在する温泉から得られる温泉付随ガスを用いた「脱炭素社会」および「水素社会」構築に向けた取り組みが加速すると期待できます。

大学のプレスリリースはこちらから。