北海道十勝沖海底で採取したメタンハイドレートから
   水素とカーボンナノチューブの生成に成功

 2020年11月3日~8日、北見工業大学環境・エネルギー研究推進センターは、北海道大学水産学部附属練習船「おしょろ丸」を利用した共同利用航海を行い、十勝沖太平洋において海底表層に存在するメタンハイドレートの採取に成功しました(2020年11月24日報道発表済み)。
 このときに採取されたメタンハイドレートから取り出したメタンを使って、本学で開発した触媒を利用し、二酸化炭素を発生しない化学反応により、水素生成に成功しました。また、メタンを構成する炭素は、利用価値の高いカーボンナノチューブとして回収しました。  
 日本周辺海域のメタンハイドレートの開発と、得られる天然ガスを用いた「脱炭素社会」および「水素社会」構築に向けた取り組みが加速すると期待できます。

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