センターの紹介

 非在来型のエネルギー資源として有力視されているメタンハイドレートを研究対象の主軸として、未利用エネルギー研究分野を開拓するために、平成13年に北見工業大学に未利用エネルギー研究センター(NER)が設置されました。その後、大学の研究組織の再構築が行われ、上記センターが発展して平成24年4月に本センターが誕生しました。

 新しい資源として注目されているメタンハイドレートは、低温、高圧で安定な氷状の結晶固体であり、水分子が作るかご状のフレーム構造の内部にメタンガス分子を包有しています。従来の化石燃料を上回る埋蔵量があると推定されているメタンハイドレートの集積は、日本近海を含む世界中の大陸斜面や深海底の堆積物内部に広く分布しています。したがって、将来これらの集積からメタンガスを取り出して利用できるようになれば、エネルギー枯渇問題に対する有力な解決策となります。

 また、メタンハイドレートは温室効果ガスであるメタンなど、天然ガスの貯蔵庫であり、地球温暖化とも深い関わりがあります。

 センターでは、「まず天然におけるメタンハイドレート集積の産状と性状を理解すること」を重視しています。バイカル湖やオホーツク海において、ロシア、ベルギー、韓国など海外の大学や研究所とも共同で、海底のフィールド調査を行なっています。